相続コラム 5 11月 2019 「相続させる旨の遺言」と対抗要件の関係性が変更されました 相続において一番の問題は、遺産の分割方法をどうするかということですが、遺産分割協議がまとまらない場合には法定相続分に応じた分割等を検討されることになります。 民法(相続法)においては、「各共同相続人は、その相続分に応じて被相続人の権利義務を承継する(第899条)」とあります。つまり、持分は相続分によ… 続きを読む
相続コラム 1 12月 2018 死後事務委任契約…お一人様や親族と縁遠い人のために 自分が死んだ後のことを考えたことがありますか。縁起でもない、という方もいるのではないかと思いますが、このコラムを読んでいる方は多少なりとも問題意識を持っているのではないかと思います。 普段自分が使っている衣服や小間物類は勿論のこと、パソコン、携帯電話など自分の持ち物のほとんどは自分の死後に処分されま… 続きを読む
相続コラム 28 11月 2018 遺言と事務委任契約 「遺言」は自分の亡き後自分が遺した財産をどのように処分するかを決めておくもので、自身の意思表示、相続争い防止などの一定の効果があるものです。 数年前までは、遺言なんて死を連想させるから縁起が悪いなどと言われ敬遠されていましたが、最近は積極的に遺言の作成を考える人が増えてきました。 「遺言」を遺すこと… 続きを読む
相続コラム 17 10月 2018 財産管理委任契約・見守り契約について 認知症など判断能力が低下した場合に利用できる制度として成年後見制度があり、「法定後見制度」と「任意後見制度」があります。 「法定後見制度」は直ぐに保護を必要とする人が家庭裁判所に申し立てを行い成年後見人等の保護者を選任してもらう制度です。 「任意後見制度」は本人の判断能力が十分なうちに、判断能力が不… 続きを読む
相続コラム 8 10月 2018 終活とエンディングノート 最近は一時の勢いは何処へやらというほど「終活」をテーマにした話が少なくなってきたように思えます。 一時的なブームだったのでしょうか、それとも話題にならないだけで根強く残っているのでしょうか。 筆者の個人的な見解ですが、確かに一時的なブームはあったものの、「終活」というものが世間に広まったことは確かで… 続きを読む
相続コラム 1 10月 2018 自分で意思表示ができなくなったとき、家族は・・・ 相続対策(準備)の重要性等が世間一般では取り上げられ、自分が亡くなった後に家族が困らないようにしっかり準備をしておきましょうといわれています。 そんななか忘れられがちなのが、自分が亡くなる前、もっといえば直前の時期のことです。 家族に一言だけ残して亡くなっていく、というシーンはドラマにありがちなもの… 続きを読む
相続コラム 18 9月 2018 共有は平等という勘違いがもたらすものは? 相続手続きの中で一番大変なのが遺産分割です、遺産を誰にどのように分配するかを共同相続人全員で話し合って決める作業です。そして、この遺産の中に不動産がある場合には、不動産を共同相続人の人数分に切り分けることができないので、不動産を誰が承継するかという問題が浮上してきます。 家督相続の考えを引き継いでい… 続きを読む
相続コラム 13 9月 2018 相続で取得した家が空き家に…放っておくと大変なことに? 相続で相続人が取得するものの一つに不動産があります。この不動産、望んで取得する場合と望まずに取得する場合ではその後の不動産のあり方に雲泥の差が出て来る可能性があります。 望んで取得する場合のことはここで述べる必要はないと思いますので、望まずに取得する場合についてお話ししたいと思います。 遺産を誰が承… 続きを読む
相続コラム 8 9月 2018 無料相談の落とし穴? 相続というものは一生のうちで何回も経験するものではありません。直接的な経験でいえば自分自身の両親が亡くなったときの2回、間接的であれば配偶者の両親が亡くなったときの2回、というのは一番多いパターンではないでしょうか。多い人はそれにプラスして兄弟姉妹や叔父叔母(伯父伯母)の相続に関わることもあるでしょ… 続きを読む
相続コラム 4 9月 2018 相続放棄について 相続開始後に判断しなければならないことの一つに、被相続人の遺産を承継するか否かということがあります。単純に考えれば、被相続人が所有していた財産を相続人が“棚ボタ”として貰うのだから、遺産を承継するというのが当然のように思えます。しかし、遺産に負債があった場合、負債というマイナスの財産が通常の財産であ… 続きを読む