相続コラム 18 9月 2018 共有は平等という勘違いがもたらすものは? 相続手続きの中で一番大変なのが遺産分割です、遺産を誰にどのように分配するかを共同相続人全員で話し合って決める作業です。そして、この遺産の中に不動産がある場合には、不動産を共同相続人の人数分に切り分けることができないので、不動産を誰が承継するかという問題が浮上してきます。 家督相続の考えを引き継いでい… 続きを読む
相続コラム 13 9月 2018 相続で取得した家が空き家に…放っておくと大変なことに? 相続で相続人が取得するものの一つに不動産があります。この不動産、望んで取得する場合と望まずに取得する場合ではその後の不動産のあり方に雲泥の差が出て来る可能性があります。 望んで取得する場合のことはここで述べる必要はないと思いますので、望まずに取得する場合についてお話ししたいと思います。 遺産を誰が承… 続きを読む
相続コラム 4 9月 2018 相続放棄について 相続開始後に判断しなければならないことの一つに、被相続人の遺産を承継するか否かということがあります。単純に考えれば、被相続人が所有していた財産を相続人が“棚ボタ”として貰うのだから、遺産を承継するというのが当然のように思えます。しかし、遺産に負債があった場合、負債というマイナスの財産が通常の財産であ… 続きを読む
相続コラム 13 8月 2018 相続は誰に相談・依頼すべきか、選ぶ際の注意点とは <考察> 相続というものは一生のうちで数える程しか経験しません、ですからほとんどの人が相続初心者と言っても良いでしょう。 その相続初心者が相続に直面したときどうするのか、個々の状況によって対応はまちまちだと思いますが、「相続の専門家に相談・依頼する」という選択肢を選ぶ人が増えてきています。 相続の専門家と称す… 続きを読む
相続コラム 8 8月 2018 遺産分割で揉める原因 相続手続きの最大の山場で最も重要なものが遺産分割です。しかし、この遺産分割は相続における争いの大元にもなるものです。 何故、遺産分割は揉めてしまい、相続争いの元となり易いのでしょうか。 遺産分割の方法として遺産分割協議があります。協議分割という方法です。 遺産分割協議というのは被相続人の遺産をどのよ… 続きを読む
相続コラム 3 8月 2018 法律の規定を無視して円満相続? 相続においては様々な要因によって様々な問題が発生し得ます。個々の家族によって全く違う様相を呈する相続は、法律の考え方だけで問題解決に至るのでしょうか。 ある法律の専門家はこう言います、「寄与分は認められないから、ダメですね。」 寄与分の主張をバッサリと切り捨ててしまう文句です。確かに、寄与分は審判等… 続きを読む
相続コラム 17 7月 2018 相続における非嫡出子の問題…相続法改正で解消なるのか 相続における非嫡出子の立場というのは嫡出子の相続分の2分の1というものでしたが、約5年前の平成25年9月の最高裁の判決により、非嫡出子と嫡出子の相続分は同等となりました。あの判決からもう5年近く経っているのかと思うのは筆者だけでしょうか。 非嫡出子とは、婚姻関係にない男女間に生まれた子のことをいい、… 続きを読む
相続コラム 15 6月 2018 被相続人が保証人!直ぐに相続放棄すべきか? 相続というと被相続人の財産を承継するということで、相続人にとっては棚ボタ的な感覚で財産を手に入れることができ、多くのメリットがあるようにも思えますが、財産の内容によってはそうはいかないケースが多々あります。 被相続人の財産の承継というのはプラスの財産だけではなくマイナスの財産も承継することを意味しま… 続きを読む
相続コラム 9 6月 2018 民法改正…「特別寄与料」請求権 相続で揉める原因の一つとして「寄与分」というものがあります。 民法上の規定では「共同相続人の中に、被相続人の事業に関する労務の提供又は財産上の給付、被相続人の療養看護その他の方法により被相続人の財産維持又は増加について特別の寄与をした者があるときは、被相続人が相続開始の時において有した財産の価額から… 続きを読む
相続コラム 6 6月 2018 比較の気持ちは争いの火種に 相続人が複数人いる場合には、誰が何を、誰がいくら、そして、自分は何をいくら相続するかが関心事として浮上してきます。 遺言で指定されていても、遺産分割協議によって決定されるとしても、この関心事は変わりません。 この関心事は“自分と他の共同相続人との比較”から始まります。 人間の心理というものは面白いも… 続きを読む